山口メンバー
山口達也氏の起こした事件の報道に違和感がある。
「山口メンバー」という呼称についてだ。
通常、メンバーという語は、「TOKIOのメンバー山口氏」の様に用い、氏名の後に来る呼称としては、ジャニーズのメンバーが不祥事を起こした場合以外に耳にしたことがない。
調べてみると、『XXメンバーは17年前に、稲垣吾郎が道路交通法違反と公務執行妨害で逮捕(不起訴)された時に「稲垣容疑者」「稲垣被疑者」と言わないようにするため
にひねり出された呼び方。』(日刊ゲンダイDIGITAL)だそうだ。
やはり、メディアのジャニーズに対する忖度の結果産まれた言葉だったのだ。
しかし、それってホントに忖度になっているのか?むしろ逆効果なのではないだろうか?「山口メンバー」と呼ぶことで、「TOKIOのメンバーである山口氏」という側面がどうしても協調される。
今回の事件は、あくまで、山口氏個人がプライベートな時間に起こした事件であり、TOKIOの活動とは関係がない。それにも関わらず、「山口メンバー」と呼ぶことで、TOKIO自体にも連帯責任があるかのように感じてしまう。
もし、メディアがジャニーズに対して忖度したいのであれば、寧ろ「山口容疑者」あるいは単に「山口氏」と呼ぶべきではなかっただろうか?
そう思うのはわたしだけだろうか?